仮想通貨で詐欺にあったエピソード。投資は余剰資金で行って下さい

【はじめに】

仮想通貨や投資などの詐欺は様々に変化しながらもなくなる気配はありません。
「私は大丈夫」と思っていても気は緩めない方が良いです。
仮想通貨や投資などはお金に余裕がある時に行ってください

この記事では、「仮想通貨で詐欺にあったエピソード。投資は余剰資金で行って下さい」についてお伝えします。

【仮想通貨で詐欺にあったエピソード】

私が最近仮想通貨詐欺に遭った知人から聞いた話です。

知人はインスタグラムからDMが来て、その詐欺師と知り合ったそうです。1ヶ月程、詐欺師とやり取りをしてLINE交換をしました。
知人は仮想通貨の知識はありませんでした。
詐欺師は無料でできる仮想通貨のデモトレードを勧めてきました。
知人は「デモトレードをやってみて5分、10分でどんどん上がっていった」と言っていました。

儲かると信じた知人は実際にお金を入れて、トレードを行います。その後、知人は消費者金融から数百万借りてどんどん課金していました。
1000万程の収益が発生したので、消費者金融にお金を返すために、1000万を出金しようとしたら「口座が凍結した」とのことでした。

その凍結を解除するには1万ドル必要になると書かれていました。日本円に直すと157万円程になります。

知人はそこで「詐欺にあった」と認識し、トレードをやめたそうです。

もちろんお金は返ってきません。結局消費者金融に借りた借金だけが残りました。

【仮想通貨の詐欺に遭わない様にするための対策】

インスタグラムをしていると知らない人からメールが届きます。
私の場合は勧誘系は全て無視してます。
また、勧誘系ではなくても知らない人とは頻繁にメールをしないことをお勧めします。
　
仮想通貨や投資はあくまでも余剰資金でするものであり、消費者金融にお金を借りてまでするものではありません。もちろん銀行や親族、友人などに借りるのも絶対にいけません。
知人は、「お金に困っていた」とのことです。
少なからず、お金に困っている人はいると思います。
そこに漬け込まれない様に節約や金融リテラシーを日頃より高める様にしておいた方が良いでしょう。

仮想通貨は基本的には国内もしくは海外の仮想通貨取引所や、仮想通貨交換所でトレードを行います。それ以外の場所でのトレードは安全ではないので、簡単に取引しないことをおすすめします。

きちんと国に認められた仮想通貨取引所や交換所でも、ハッキングのリスクはあります。
もし仮想通貨取引をされるときは、ハッキングされて仮想通貨がなくなっても損失を補填してくれるような資金力がちゃんとある取引所で取引をされることをおすすめします。

また、仮想通貨は株やFXとは違い、利益が出たときの税率が違います。株やFXで利益を確定すると20％の税金を納めますが、仮想通貨の場合、投資の利益としては認められていないので、50％近くの税金が発生します。

もし、知人が本当に仮想通貨で1000万円利益が出ていたとしても、500万円税金で持っていかれます。そのうえ、翌年の健康保険料や住民税なども年収1000万円プラス実際の年収で計算されてしまうので気をつけましょう。

このように投資はある程度知識を得たうえでやらないと、意外な落とし穴があります。

【さいごに】

詐欺は年々、巧妙になっていきます。
「私は大丈夫」と思うより、気を引き締めて判断していった方が良いでしょう。

「かならず儲かる」「絶対に損しない」といった誘い文句はほぼ詐欺だと思った方がいいです。また、お金に関することで誘われたときは、家族や友人など信頼できる人に必ず相談しましょう。